敗血症の診断を補助するバイオマーカー、プロカルシトニン(PCT)
ラジオメーターは、敗血症のタイムリーな診断を補助するPCT AQTテストキットを開発しました。 敗血症は生命にかかわる重症疾患であり、敗血症患者の症例数は、肺癌、前立腺癌、乳癌患者やエイズ患者すべてを合わせた数よりも多くなっています[1]。
プロカルシトニン(PCT)は健常者では通常ほとんど検出されませんが、細菌感染により血液中に大量に放出されるため、敗血症のリスク指標としての機能を果たします。陰性的中率が95%を超えるPCTは、細菌性敗血症の診断に役立つ最も感度の高いバイオマーカーとして広く認知されています[2]。
ポイントオブケア測定が可能という付加価値
効果的な治療を早期に開始するよう勧告する診療ガイドラインにより、生存率は向上しました。しかし、敗血症の罹患率と死亡率は他の感染症関連疾患のどれをも上回っています[3]。
ラジオメーターの迅速検査システムAQT90 FLEX用PCT AQTテストキットは、救急・ICUの現場でなくてはならない敗血症診断補助ツールであるPCTを、ベットサイドや検査室でEDTAまたはヘパリンリチウム加全血・血漿検体から定量測定する体外診断用試薬です。迅速かつ正確な結果により、医師は遅滞なく適切な抗菌薬治療を開始することができます。
プロカルシトニン濃度が上昇し敗血症が疑われても、確証が得られない場合、血中微生物の同定を行ってから治療方針を決定します。通常は、血液培養を数日間かけて行いますが、結果が出た時点では全身性炎症や臓器不全の発症を見逃す可能性があります。AQT90 FLEXプロカルシトニン(PCT)測定は、22分未満で結果が出るので、医師は患者治療の方針を迅速に立てることができます[2]。

AQT90 FLEX PCTテストキットの主な利点
- ポイントオブケアで検査室品質のPCT定量測定が可能に
- 22分以内に測定結果
- 採血から結果報告までの時間(Turn Around Time)を短縮
- 全血(前処理は不要)または血漿サンプルでの測定に対応
- 血液培養検査結果と極めて高い一致
- その他の市販のPCT検定法と高い相関
- http://www.world-sepsis-day.org/?MET=SHOWCONTAINER&vCONTAINERID=11
- Riedel S. et al. Procalcitonin as a Marker for the Detection of Bacteremia
and Sepsis in the Emergency Department . Am J Clin Pathol 2011;135:182-189 - Levy MM, Dellinger RP, Townsend SR, et al. The Surviving Sepsis Campaign: results of an international guideline-based performance improvement program targeting severe sepsis. Intensive Care Med 2010;36:222–31