C反応性蛋白(CRP)は肝臓で産生され、感染、炎症または組織傷害発生から数時間後に血中に放出される急性期蛋白です。
CRP検査の結果は感染症や組織傷害の評価に利用され、診断、治療、モニタリングのための貴重な情報を提供します。
CRPの上昇を伴う原因には、細菌、ウイルス、真菌による感染症、敗血症、さまざまな形態の関節炎、心筋梗塞、その他いくつかの感染性または炎症性疾患があります。
CRPが上昇する急性期応答は非特異的です。CRPは患者の臨床評価における診断補助として利用されています[1]。
CRP値と抗菌薬治療
感染症の徴候および症状のある患者が入院した場合、医師は次のような臨床的難題に直面します。
- タイミングの良い抗菌薬の投与。
抗菌薬治療は、細菌性感染症で利用できるもっとも費用対効果のよい治療と考えられている。 - 不適切な抗菌薬の使用を避ける。
不必要な抗菌薬の誤用は、治療が非常に困難な多剤耐性菌感染症の問題の一因となっている。
CRP値の解釈
- 0.5 mg/dL未満は基準範囲です。AQT90 FLEXでの全血および血漿の95パーセンタイルは0.5 mg/dL未満です。
- 約1~5 mg/dLはウイルス感染を示しています > 抗菌薬を投与しません。
- 10 mg/dL超は細菌感染症を示しています > 抗菌薬を投与します[2-4]。
AQT90 FLEXのCRP検査:ポイントオブケアで検査室のクオリティ
AQT90 FLEX C反応性蛋白(CRP)測定は、サンプル調製または測定前準備なしに検査室でもポイントオブケアでも使用でき、血液に触れることなく迅速に結果を得ることができます。
CRP測定の概要
サンプルについて:
- AQT90 FLEX 免疫測定装置で測定
- サンプルの種類:EDTAおよびヘパリンリチウム
- 検体の種類:静脈全血および血漿
- サンプルチューブ:多くの13×75 mmチューブに適合
- 血液暴露なし:完全クローズドシステム
- サンプル調製または測定前準備なし
測定について:
- 短いTAT:13分未満
- 報告可能範囲:0.5~50 mg/dL
- 0.74 mg/dL(スパイク血漿)濃度での総*CV%:5.3 %
- 0.65 mg/dL(スパイク血漿)濃度での総**CV%:12.8 %
- 報告可能範囲においてフック現象、キャリーオーバーまたは既知の妨害物質は認められません
- 標準化:キャリブレーターはERM-DA472/IFCCにトレーサブル
*同時再現性、測定間再現性、日差再現性を含む
**同時再現性、測定間再現性、ロット間差、日差再現性(血漿)を含む[5]